藤本麻子(26=フリー)が、出身地の岡山県津山市内にある児童養護施設の児童たちをコースに招待した。

 藤本は4~5年前から、毎年12月25日のクリスマスに同市内にある3つの施設にスナッグゴルフの用具、野球グラブ、サッカーボール、ホットプレートなどをプレゼントしている。トーナメントへの招待は初めての試みで、今回はバスを1台チャーターして、同市内の「わかば園」と「二葉園」から約30人の児童を招いた。

 「私が今、プロとして頑張れているのは、周囲の方々の支えもあるけれど、まず一番は両親があってこそです。親のいない子に、微力でも力になれたら、将来の夢を描く助けができたら、と思っています」

 この日は48位スタートから4バーディー、1ボギーの69を出し、通算1アンダーの20位に浮上した。「みんなが到着した瞬間にバーディーが2つ来た」と笑顔。昨季は賞金ランク49位でシード保持に肝を冷やしたが、今季は先週までトップ10が2度あり、同ランク20位とまずまずの滑りだしを見せる。「昨年と雲泥の差。今年は前半戦にシードを決めてしまいたい」。今後もチャリティー活動を続けていくためにも、奮闘を期した。