世界ランク4位の松山英樹は7バーディー、2ボギーの67で回り、通算1アンダーの287で11位となった。7バーディーはマスターズ自己最多。日本人初のメジャー制覇、自身の記録を更新する日本人初マスターズ3年連続トップ10には届かなかったが、最後にこの日ベストタイスコアをマークする意地を見せた。

 一問一答は以下の通り。

 -最終日にスコアはまとめられたが、不満は残る

 松山 そうですね。

 -昨日に比べてスコアが伸びた要因は

 松山 ティーショットが安定していましたし、アイアンもチャンスにつけられていたので、そこら辺かなと思いますね。

 -アイアンショットは昨日の後半から今日にかけて、いいものが続いた

 松山 そうですね、続いてるんで。でも、次の会場に行くと悪くなると思うんで、応急処置じゃなく、しっかりしたものを作りたいなと思いますね。

 -13番と15番の2オンは納得のショット

 松山 あの2つは良かったですね。

 -昨日残念だったパットでしっくり来た部分は

 松山 ないですね。(しっっくり来ないまま、入っていた?)そうですね。(同組の)スティーブ(ストリッカー)のを見ながら、参考にしながら、打っていました。

 -ショットで、よりいいラインにつけることができていた

 松山 近かったんで。遠かったら3パットするんで。その分、ショットがついて良かったですね。

 -ショットは応急処置ではないものを作りたいということだったが、パットに関しては

 松山 応急処置ができるレベルではないってことですね。

 -4日間、3パットが多かったが、グリーンのタッチが合わなかった

 松山 合わせられなかったっていう感じですね。

 -咋秋から勝ち星も重ねたが、直前が不本意な臨み方だったか

 松山 それが実力なんで。まあ、調子のピークとか、谷間とかあると思いますけど、それがないようにやっていけたらいいなと思いますね。

 -今までのマスターズでは一番悔しい

 松山 今までも悔しかったことはたくさんあるので。特別ってわけじゃないです。

 -来年こそはという気持ちが強くなった

 松山 3日目の後半と今日でこれだけいいショットが打てたので、そこは自信を持って。パッティングのレベルを上げて、去年の年末くらいのパッティングができれば、絶対に勝てるという自信はあるので、その状態が来年はここで来るように、しっかりと練習したいなと思います。

 -あらためてオーガスタは大変なところだと

 松山 はい。大変です。(特に今年はどのあたりが大変だった?)バッバ(ワトソン)が(取材に)キレるくらいですからね。あんなことは言わないように気を付けます(笑い)。

 -コースの表情が年々変わる

 松山 初日と最終日で全然、雰囲気もグリーンの状態も違いますし、それがオーガスタだと思うので、それに対応できるように頑張りたいなと思います。

 -次のメジャーまでに克服したい部分

 松山 多すぎて、何も言えないです。

 -今はクラブを握りたいか、休みたいか

 松山 試合があれば、握ります。

 -この後はどういうスケジュールで試合に

 松山 何も考えてないですね。ここまでしか考えてないんで。