ベテラン不動裕理(40)が、地元熊本で不完全燃焼に終わった。気温26・6度。初夏の陽気の故郷で最終日は1バーディー、2ボギーの1オーバー。通算5オーバーで優勝争いに加わることなく3日間を終えた。

 「とにかく3日間、いい天気で終われて良かった」と話すと「プレーは全然良くなかったんですけれど、何とか最後まで我慢して、諦めずにやることはできた」とゆっくりとした口調で話した。

 愛する故郷を襲った熊本地震から丸1年。さまざまな思いが脳裏をかすめた。不動は「(熊本は)久しぶりだったので緊張しました」と微笑。満足な結果を残すことができなかったため「課題はショットですかね。自分にガッカリしているところもあるけれど、我慢できたことが収穫。やればできました」と必死に気持ちを切り替えようとしていた。