大堀裕次郎(25=フリー)が7バーディー、1ボギーでこの日ベストスコアの65をマークし、通算7アンダーの135で首位と2打差の2位に浮上した。谷口徹に弟子入りして磨いた小技が威力を発揮。サッカー日本代表FW本田圭佑と同じ所属事務所で注目を集めてきた、松山英樹&石川遼世代の一角が、初優勝へ絶好の位置につけた。

 今季4試合目で初の予選通過とは思えない大堀の爆発だった。前半で3つスコアを伸ばし、スイッチが入った。11、12番の連続バーディーは「打ったら入る感じがした」。キャディーに「カップがバケツくらいに見える」と言ったほど自信にあふれ、さえ渡ったパット。3月に宮崎で谷口の指導を受け「うまい選手はすごくシンプルに考えている。ハンドファースト目に構えて、決め打ちする」とヒントを得た。合計25パットはこの日最少タイだった。