ツアー通算6勝目を挙げた吉田弓美子(29=フリー)は、背中痛を抱えながらの今季初優勝を感慨深く振り返った。

 優勝を狙える首位にいたにもかかわらず、激痛のためにプレーのリズムだけを考えていたと強調。吉田は「力を入れると痛いので力を抜いていこうと。無欲で優勝してしまう。ゴルフは本当に面白いスポーツだと思います」と振り返った。

 17番パー3では1打目をバンカーに入れ、13メートルのパーパットを沈めた後、思わず右拳を振り上げて喜んだ。同組の選手らとハイタッチしてしまい「喜んで思わずでしたが、後で背中が痛かったですね」と苦笑していた。