吉田優利(千葉・麗沢高2年)が、同じ学校の先輩河野杏奈(3年)と日本代表入りを決めた。

 吉田は「珍しくショットが良かった。こんなにいいゴルフは久しぶりです」と振り返るように、6番で4メートル、7番で5メートルを入れる連続バーディーもあって5バーディー、ボギーなしの67で回り、首位に3打差スタートからぶっち切りの通算3アンダー141で世界ジュニア行きを決めた。

 混戦の2位争いは、第1日77で首位に6打差4位と出遅れた昨年世界ジュニア代表の河野が、バーディーなしながらも75と粘り、通算8オーバーでホールアウト。「ひょっとしたらプレーオフに残れるかもしれない」と、パッティンググリーンで練習中に逆転の2位で代表入りを知った。

 「めっちゃうれしいです。去年は5打差を逆転して代表になったけど、今年は上位は強い人ばかりだったので。でも、難しい美浦GCなので何が起こるかわからないと思ってプレーした」と振り返った。

 5年ぶりの世界ジュニアとなる吉田は「小6の時は、グリーンで全部ピンを持たされたり、なめられたような感じがした。今は絶対にその時より強くなっていると思うので、負けない気持ちでやりたい」と話し、河野は「改造された(米サンディエゴのコース)トーリーパインズでやれるのを楽しみに準備したい」と、2人そろって笑顔を見せていた。