日本ゴルフツアー機構会長の青木功（７４＝フリー）が、７４歳７カ月２７日で出場し、自身の持つツアー最年長記録を更新した。

　５年ぶりに尾崎将司（７０＝セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ）と同組で対決。青木は３番パー４で、トリプルボギーをたたくなど１５オーバーの８５で１０５選手中１０４位。尾崎も１３オーバーで１０３位と、結果は伴わなかった。

　それでも青木は「（自分は）欲張りだからな。コースに立てることが人生。一生、ゴルファーとしてここに立てることがうれしいんだ。私の年齢に近い人も（７４歳の）私にもできるんだと思って、ゴルフをやって欲しい。ゴルフは楽しいんだよ」と満足そうに話した。

　１５オーバーという内容については「思った以上に体が動かない。体も強い方でもなくなっちゃったしな。体と相談しながらやらないといけない」と語り、報道陣に向かっては「引退か、なんて書いたヤツ（記者）がいるだろ！　早合点しやがって。いずれそういう言葉（引退）が出るだろうが（試合に）出るからには覚悟がいる。辞めるにも覚悟がいるんだ」と笑い飛ばした。