横峯さくら(31=エプソン)が、国内ツアーでは15年9月以来となるイーグルを決めた。

 10番パー5で残り225ヤードから3番ウッドでピンそば4メートルにつけ、1パットで沈めた。風の読み違いで13番から3連続ボギーをたたいたものの、通算イーブンパーの144で首位と5打差の7位。「久しぶりに予選通過できて良かった」と控えめに笑ったが、14年大王製紙エリエール以来の優勝も狙える位置につけた。

 主戦場とする米ツアーで開幕から5試合で予選落ちが2度あり、最高でも58位と苦しんでいる。メンタルトレーナーで夫の森川陽太郎さんと話す中でここ1カ月、基本から見つめ直したという。「普通の人がやってることで、あんまり恥ずかしくて言えないかもしれないですが…」と苦笑しながら明かしたポイントは「テークバックで右にしっかり体重を乗せること」。それを実践できたからこそ、イーグルにつなげるスーパーショットが生まれた。

 「プレッシャーのかかるところで(やりたいことが)できたのは、自信になっています。まだできたり、できなかったりの波はありますが、少しずつ光は見えてきてるかな」と表情は明るかった。