雷雲接近の影響で5時間遅れの競技開始となり、日没のために14人がホールアウトできなかった。最年少27歳245日での国内メジャー3冠(73年ツアー施行後)を狙う小平智(27=Admiral)が、15番終了で打ち切りながらも通算5アンダーで首位と2打差の暫定2位とした。第1日から首位の谷口徹(49)は14番まで終え、通算7アンダーで暫定首位のまま。2試合連続優勝を狙う宮里優作(36)も14番終了時点で、通算5アンダーの暫定2位としている。

 降雨によるタフなコース状況で、小平は優勝圏内に踏みとどまった。14番は池ポチャでダブルボギー、15番もボギーとした時点でサスペンデッド。何とか暫定首位の谷口と2打差の暫定2位でおさめた。計21ホールを残す最終日に備え「谷口さんより僕のが有利なのかなと思う」と22歳年上の大先輩をつかまえる自信をのぞかせた。27歳245日での優勝ならば、尾崎将の持つ27歳248日という国内メジャー3冠の最年少記録を塗り替える。「明日はいかにボギーをたたかないか。ロング(ホール)をいかに取れるかが勝負」と力強かった。