プロツアー7戦目で初めて予選を通過したアマチュアの杉原大河(たいが、17=徳島・生光学園高)は2バーディー、1ボギー、2ダブルボギーの74で回り、通算4オーバーの288で21位となり、ローアマに輝いた。

 スタートの1番でバンカーに入った第3打が目玉となり、アンプレアブルを宣言してダブルボギー。8番も第2打が「シャンクして」OBとなり、2つ目のダブルボギーをたたいた。それでも、後半はパープレー。「体力的にも精神的にも疲れますけど、すごく楽しかったです。初めてのローアマはすごく自信になります」と笑顔で振り返った一方、課題もしっかりと持ち帰った。「自分はプロの方と違ってフェアウエーキープが課題。精度が必要だと感じました」と分析した。

 4日間のドライビングディスタンスで日本人トップとなる全体3位につけるなど存在感は十分に示した。この日同組で回った、テレビ番組「行列のできる法律相談所」で知られる北村晴男弁護士の長男、北村晃一(32)も驚きを隠せない。「破格に飛びますね。持ち球も決まっているし、アプローチもそつなくこなしますからね」と絶賛した。

 杉原は次週ミズノ・オープン(25日開幕・JFE瀬戸内海GC)にも出場を予定。「目標は予選通過です。もう1度、ローアマを取れるように頑張ります」と意気込んだ。