前日に関西オープンでツアー初優勝を飾ったばかりの今平周吾(24=レオパレスリゾートグアム)が、今度は初の全米オープン(6月15日開幕、ウィスコンシン州)切符を勝ち取った。

 36ホールのストロークプレーを終えて通算7アンダーの137。6人が並んだプレーオフ1ホール目を2オン2パットのパーとし、4人がボギーをたたいたことでC・キム(27=米国)とともに通過を決めた。

 「うれしいです」と話す表情は、いつも通り感情表現は控えめ。それでも「メジャーは4大会、全部テレビで見るのが好きだった。全米オープンは年によって、コースの雰囲気が全く違ったりするので楽しみですね」。昨年の全英オープンに続くメジャー挑戦に喜びがにじむ。

 前日は記念すべき初優勝だったが、午前7時30分にスタートするこの予選のことも考えて「普通に夜ご飯を食べて、すぐ寝ました」。興奮が冷めず寝られなかったのでは、という質問にも「いや、意外とすぐ寝られましたよ」と笑う。そんな切り替えの早さを感じさせる24歳も、昨年全英オープンの第2ラウンドで80をたたいて予選落ちした悔しさは忘れていない。「今回は予選通過したいですね」と静かに闘志を燃やした。