3年連続5度目の出場となった池田勇太(31=フリー)は3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの71で回り、1オーバーで58位だった。

 前日に降った雨の影響でフェアウエーが軟らかくなり、クラブの跳ね返り方に違和感を抱えながらのプレー。10番で「思いもよらぬ」ダブルボギーをたたくなど、一時は4オーバーまでスコアを落としたが、後半に粘りを見せた。14番パー3では6番アイアンでのティーショットをピンそばにピタリとつけて初めてのバーディー。続く15番はグリーン右のラフから難しいアプローチの落としどころが「あと1ヤード」届かず、5メートルを残したが、これをねじ込んで連続バーディー。何度も拳を握った。

 17番パー5で2オンに成功しながら3パットでパーにした悔しさは募るが、最終18番でバーディーフィニッシュ。今季出場したメジャー2試合は、いずれもカットラインに1打及ばず決勝ラウンドに進めなかっただけに「18番でバーディーを取れたのは大きい。1打でだいぶ順位も変わる」とうなずいていた。