2年連続出場の谷原秀人(38=国際スポーツ振興協会)はノーバーディー、4ボギー、1トリプルボギーの77と崩れ、7オーバーの142位と大きく出遅れた。

 「これだけいい天気で、このスコアですからね。何やってんだろうって感じですね」。朝方の雨風もやみ、好天に恵まれた中のプレーで乱れ、落胆を隠せなかった。

 欧州ツアー転戦中にスイング改造に着手しているが、前半は「ショットのタイミングが合わなかった」。グリーン上でも合計32パット。日本ツアー屈指のグリーン上の名手が部門別でも129位に沈み「パターもね、全くだった。全てが悪かった。(朝方の雨によるコースの変化は)関係ない。対応できなかった(自分の問題)」と首を振った。

 14番パー3ではグリーン左のバンカーから脱出に3打を要した。これ以上スコアを落とせないという思いもあり「ギリギリ(の落としどころ)を狙って」のトラブル。ただ、ショットに関しては後半にかけて復調傾向も見られた。天候が荒れる予報の第2ラウンドへ「(天候が変わっても予選通過へ状況が)厳しいのは変わりない。明日1日、頑張ります」と顔を上げた。