谷原秀人(38=国際スポーツ振興協会)は2バーディー、7ボギーの75で回り、通算12オーバーの152で137位。2年連続の予選落ちとなった。

 2番で今大会初のバーディーが先行したが、第1ラウンドの「77」が重くのしかかった。加えて、前日とは強さも向きも違う風に苦しめられた。6番から4連続ボギーをたたくなど「スピンコントロールをうまくやらないと、風にぶつかってしまう。昨日がうまく打てなかったので。まあ、今日もうまく打ってない。ヘタクソってことかなあ…」とつぶやいた。

 今季は世界選手権シリーズや欧州ツアーで優勝争いを繰り広げている一方、メジャー3試合で決勝ラウンドに進めていない。開幕前、大舞台に照準をしっかり合わせてくる松山英樹のすごさを語ったこともあったが「(自分には)まだ、それだけの力がないから(メジャーにピークを)合わせられない」と話す。

 「全英と言わず、いろんなコースがあるので、もっともっと経験して、また帰ってこられたらいいですね」。今季は海外を積極的に転戦しているが「主戦場とかは別に(考えて)ない。出られるところに出る」スタンスを今後も貫く。まずは8月の今季メジャー最終戦、全米プロ選手権でのリベンジに備える。