【サウスポート(英国)=亀山泰宏】世界ランク2位の松山英樹(25=LEXUS)は3バーディー、2ボギー、1トリプルボギーの72で回り、通算2アンダーでホールアウトした。通算4アンダーで首位と7打差の5位で出ると、1番で第1打を曲げてトリプルボギーをたたいて大きく後退。勝負の後半も11、12番で連続ボギーをたたき、優勝争いから遠ざかった。ホールアウト時点で14位だった。

 松山に笑顔は少なかった。首位と7打差の最終日。いきなりトラブルに見舞われた。1番の第1打を右に曲げてOBとなり、第4打もバンカーに入れた。まさかのトリプルボギー発進。それでも我慢強くパーセーブを続け、8番でピン上6メートルのバーディーパットをねじ込んだ。我慢のプレーを続けて通算2アンダーで、勝負のバックナインに入ったが、後半も苦しむホールが多かった。

 11番の第1打をバンカーに入れ、12番は1メートルのパーパットがカップに蹴られて2連続ボギーをたたいた。15、17番のパー5でバーディーを奪取。世界2位の意地はみせたが、優勝争いに加わることはなかった。