プロ7年目の川満陽香理(ひかり、30=ゴルフ5)が自己ベストの65で回り、通算8アンダー136の3位に浮上した。1アンダーの37位で出て、1イーグル、5バーディーの猛チャージ。首位と2打差で優勝圏内に入った。昨年11月に4歳年上のシャフトメーカー勤務の男性と結婚。新婚パワーで初優勝を目指す。

 3バーディーを奪って前半を折り返した川満の勢いは後半も加速した。3番(パー5)の3打目。58度のウエッジでのアプローチは、約74ヤード先のカップに一直線のチップインイーグル。さらに8、9番と連続バーディーで締めて自己ベストを1打更新した。「自分の中でも65なんだという感覚で、淡々とプレーしていました」。首位と2打差の3位に浮上し、自然と笑みがこぼれた。

 昨年11月にシャフトメーカー「フジクラ」に勤務する男性と結婚したばかり。大会前日まで会場に滞在する夫にクラブを調整してもらい「励みになる存在」と明かす。特に今季は新婚の若林舞衣子が3月、テレサ・ルーが4月と6月に優勝。「春先に新婚選手が優勝する流れがあって、その流れに乗りたい」と意欲満々だ。前週は同じ所属の穴井詩がツアー2勝目を挙げたこともあり「刺激になります」と触発されている。