悪天候によるコースコンディション不良のため、第1日の競技は中止となった。大会は54ホール短縮競技で行われる。

 昨年大会覇者で賞金ランクトップの小平智(28=Admiral)は、石川遼や岩田寛らと過ごした待機時間の様子を自身のインスタグラムで“実況”するなどリラックスムード。「ゴルフの話はあまりしてないですね。たわいのない話ばかり、ずっとしてました」と笑顔を見せた。

 中止決定後は石川、宮里優作、宮本勝昌、片岡大育とともに雨の中来場していたギャラリーのためのサイン会に参加。前週日本オープンで割れてしまったエースドライバーに代わる1本が見つかっておらず「イメージした球が出ないですね。いい当たりだと思っていても、意外といい球じゃなかったりとか(感覚と出球の)ギャップを埋めていかないと。この雨の中ではドライバーのイメージも出にくいし、そういう面では運がいいのかな。試合に使えるドライバー、『これだ』っていうドライバーをまず見つけないといけない」と中止を前向きに捉える。

 大会第1日の競技が中止となったのは11年フジサンケイ・クラシック以来。「いきなり初日が中止になるのはあまりないので変な感覚ですね。すぐ試合が終わってしまいそうな感じなので、初日から飛ばしていきたい」と気持ちを切り替えていた。