ツアールーキーの星野陸也(21=フリー)が5バーディー、ノーボギーの66で回り、5アンダーで4月の国内開幕戦以来2度目の首位発進を決めた。かつてジュニア初タイトルを飾った思い出のコースで初優勝を狙う。武藤俊憲(39)丸山大輔(46)大堀裕次郎(25)デービッド・ブランスドン(43=オーストラリア)もトップに並ぶ混戦。今季日本ツアー2戦目の石川遼(26)はイーブンパーの45位だった。

 星野陸はより難しいとされるアウトの後半だけで4バーディーを量産した。茨城・水城高2年時の関東ジュニアを制したコース。実家で当時の手書きコースメモを見つけ、勝利のイメージを膨らませて乗り込んできた。今大会は第1日の競技が中止となったことで54ホールに短縮されたが「関東ジュニアも3日間競技なんです」とニヤリ。大会前には所属事務所が同じ石川と練習ラウンドを行い、巧みなショートゲームを目に焼き付けた。「目標は優勝です」と力強い。