上田桃子(31=かんぽ生命)が、今季2度目の優勝に王手をかけた。

 首位と2打差となる通算6アンダーの3位から出て、6バーディー、1ボギーの67で回り通算11アンダーの単独トップに浮上。終盤は同組で18歳の畑岡奈紗との首位争いとなり、強い雨の中で驚異的にスコアを伸ばした。畑岡と首位を並走して迎えた最終18番でチップインバーディーを奪い、土壇場で突き放した。

 上田は「(悪天候で)明日がどうなるか分からない。前半の途中からは、最終日みたいな雰囲気でプレーしていました。明日、プレーできても、できなくても、悪条件の中で集中できたことは、この先につながる」と話した。

 22日の最終日は台風21号の影響で開催が微妙で、中止になれば、第3ラウンドの終了時点で単独首位の上田が優勝となる。

 通算9アンダーの2位には畑岡奈紗、申ジエ、藤本麻子。同6アンダーの5位に竹内美雪。