61位で予選落ちした飯島茜(34)の目から、とめどなく涙がこぼれ落ちた。賞金ランクは52位で、同50位以内に与えられる来季シード権を喪失。ホールアウト直後こそこらえていた涙が、06年から保持していた権利を失ったことで、ついに止められなくなった。

 「もうちょっと、稼げる時に稼いでおかなければいけなかった」

 後悔ばかりが頭をよぎった。

 それでも来季から導入されるリランキング制度により、賞金ランク55位以内に止まれば、前半戦の出場権を確保することができる。QTは受けない意向を示した上で、飯島は「辞めるとは言えないから…」と混乱している様子だった。

 賞金ランク65位の松森彩夏、同87位の藤田光里らも予選落ち。松森彩は2年、藤田は3年保持したシード権を喪失。2人ともQTを受ける方向だ。