時松隆光(24)が歴代賞金王仕込みの美技で首位発進した。

 後半3番、グリーン右奥のラフから段を下る難しいアプローチ。高く浮かせてグリーンに落とすロブショットでチップインバーディーを決め「今週(池田)勇太さんに『緩ませるな』と教えてもらった通りに打てる“バッチコーイ”のライでした。谷口さんにも昨日『緩み』を指摘されて」と教えに感謝した。その谷口も首位を並走。「(時松は)パターとかショットも安定しているし、力がついてきたのかな」と若手の成長にうれしそうだった。