今平周吾(25=レオパレスリゾートグアム)が5バーディー、2ボギーの69で回り、通算5アンダーの139で首位と1打差の2位に浮上した。

 前半をパープレーで折り返し、10、11番と連続バーディー。16番をバーディーとした後、バンカーに入れた17番でボギーをたたいたが、最終18番で取り返してフィニッシュ。「ショットは良かった。5メートルくらいの微妙なパットも2回くらい入ってくれたし、良かったですね」とうなずいた。

 ギャラリーはもちろん、選手も冬の装いとなっている中、ショットの際は必ず半袖になる。「セーターを着ているとバックスイングで引っ掛かって振れない。なるべく半袖でやってます」。同じヤマハ契約で今平と並ぶ2位につける谷口徹(49)には「意外と寒かったですけどね。オレも半袖になった方がいいのかな。うらやましいですね。(若いと)すぐ脱ぎたがるから。年いくと、すぐ着たがるんですよ」といじられたが、好成績も含めてそれだけ目を引いている。

 現在賞金ランク5位。トップの小平智(28)とはや6000万円近い差があり「優勝しないと賞金王にはなれない。そこまで気負うことはないですね」と力みのないプレーにつながっている。この大会に初出場した14年は首位タイで迎えた最終日に75をたたいて22位だった。「悔しい思いをした大会。それを今回、晴らしたい」と雪辱を期した。