男子チームが2年連続7度目の優勝を飾った。元賞金女王の古閑美保夫人(36)をキャディーに戦った小平智(28=Admiral)は、初出場の今平周吾(25)と組んで、第1ステージ(S)は4バーディー、ノーボギーで首位。2人で交互に打つ第2Sでも、6バーディーと安定した強さで、両Sを制し、優勝に貢献。2年連続3度目のMVPを獲得した。表彰式終了後は、昨年に続き日本ゴルフツアー機構の青木功会長(75)を男子チーム6人で3度、胴上げした。

 小平は、第1Sの9番パー4で、グリーン端から13メートルの下りスライスラインをねじ込んだ。すると、キャディーの古閑が両手を突き上げガッツポーズ。カップインしたボールを拾い上げる役も妻に任せて、グリーンサイドから声援を受けた。

 人生初キャディーという妻は「楽しそうだったので、自分がやりたいと言ったが、もういいです。本当に疲れました。キャディーの大事さを実感し、自分がいかにキャディーに向いてないかが分かりました」と話していた。

 小平は「ゴルフもできるし、気分転換にもなった。こういうお祭りは楽しい。毎年出ることが1つのモチベーションにもなるので」と笑顔で話した。マスターズ出場権獲得に向け、世界ランクを上げるため、11日にも大会のあるインドネシアへ出発する。世界ランクはマスターズ出場圏内の49位で「月曜日のランキングを見て、50位から漏れてなければ出ない」と話した。