左手親指付け根痛から復帰した松山英樹(26=LEXUS)が31位で予選通過した。22位から出て後半11番で池からのショットを放つなど4バーディー、4ボギーの72でまとめ通算2アンダー142。タイガー・ウッズ(米国)は4アンダーの17位とした。池田勇太は3オーバー、小平智も8オーバーで予選落ち。首位はヘンリク・ステンソン(スウェーデン)とブライソン・デシャンボー(米国)が11アンダーで並んだ。

 ショートゲームでショットミスをカバーした。前半1番、後半10番でチップインバーディーを奪った松山は、11番の第1打を左に曲げて池の縁へ落とした。「やってみようかな」とシューズ、ソックスを脱いだ左足を池に入れ、ウオーターショットでフェアウエーに出してボギーにとどめた。パープレーで6週間ぶりの大会で予選通過。「(残り2日)完走します」とほっとした表情をみせた。

 「久びさの2ラウンドで足が疲れました」と振り返るものの、痛めた左手親指への不安は解消されつつある。松山は「悪いスイングをしても痛みは出ていない。残り2日、ちょっとでも良い感覚がつかめるようにしたい」と前向きだった。