小平智(28=Admiral)は、2年前の大会で3位に入ったラファエル・カブレラベロ(33=スペイン)に2アンド1で敗れ、黒星スタートとなった。

 2ダウンから9、10番と連続で取ってオールスクエアに戻したが、12、13番と池に捕まって再びリードを許した。16番では3メートル弱から3パットのボギーをたたき「全体的に調子があまり良くない」と肩を落とした。

 17ホールで1バーディー。「ティーショットもアイアンも、全部左にいっていた。最後はまだマシになってきたんですけど、それもおっかなびっくり振ってる感じ」と、ショットでリズムをつくれずにいる。予選落ちした前週アーノルド・パーマー招待後にスイングに修正を加えており「調子が良くないので、トンネルの中にいる感じでいろんなことをやっている」と現状を表現する言葉にも苦しさがにじむ。

 試合後の練習場ではゴルフの軸となるドライバーを打っては、チームスタッフにスマートフォンで撮ってもらったショット動画のチェックを繰り返した。巻き返しを期す第2日はフィル・ミケルソン(47=米国)と対戦する。