米男子ゴルフのRBCヘリテージで日本人5人目の優勝を飾った小平智(28=Admiral)が17日、羽田空港で優勝報告会見を行った。

 「米ツアーに早くなじみたい」と話すが、早くも温かみを実感する出来事があったという。最終日に同組で回っていたビル・ハース(米国)は自身が優勝争いから脱落したことを悟ると、小平の“応援”に回ってくれたという。「『もう1打いけ』『頑張れ』と何度も声をかけてくれた」。インスタグラムには世界ランク6位リッキー・ファウラー(米国)から祝福のメッセージが届いた。「やることが“粋”ですよね」と感激した様子だった。

 優勝した夜には連日通っていたシュラスコの店が「予約でいっぱいだったのに取れた。最初は僕がゴルフをやっていることも知らなかったけど(店にいる)みんなが優勝を祝ってくれた」。米ツアー仲間や現地の人々の計らいに感謝するとともに「交流を深めるためにも、情報を集めるためにも、英語でコミュニケーションが取れるようにならないと」と誓っていた。