石川遼(26=CASIO)が、池からのスーパーショットで11位浮上した。イーブンパーの57位からスタート。6バーディー、1ボギーとスコアを伸ばして迎えた最終18番パー5で、観衆を魅了した。

 林からの残り240ヤードを、2番アイアンで放った第2打が、左の池に入ったかと思われた。辛うじて縁に止まったボールを見つけると、石川は迷わず靴と靴下を脱いだ。膝までどっぷりと池の中につかって打った第3打はグリーンへ。危ない場面を乗り切り、2パットのパーでしのいだ。

 予選突破が微妙な57位から、通算5アンダーで首位と5打差11位に急浮上。石川は「アイアンが良くなってきたことが、手応えとしてある。明日、上位に入って、優勝争いができるようにしたい」と目を輝かせた。

 同11アンダーの星野陸也(21)が単独首位。