中野麟太朗(東京・明大付中野中3年)が粘りのゴルフで1オーバー73をマークし、通算8オーバー152で逆転優勝を果たした。

 「昨日、首位と5打差あったんで2位に入れたらと思ったんですけど、ハーフを終わったらみんなスコアを崩していたんで、後半頑張りました」という。後半アウトの3番でピン下7メートルのバーディーパットを沈めた。「アイアンがよくて、ほとんどパーオンしていた。3パットもなかったのがよかった」と振り返った。

 小3からこの予選に挑戦。いつも地区予選で落ちていたが、今回初めて東日本決勝大会に進み、その勢いで世界ジュニア代表まで手にした。「うれしくて、信じられないです」と笑った。

 飛躍の要因は身長も176センチに伸び「中2になってから、飛距離が260ヤードぐらいになって、バーディーを狙えるゴルフができるようになったこと」という。世界ジュニアに向けては「パーオンできてチャンスは作れるようになったけど、肝心のバーディーパットを外しているので、そこを練習したい」と課題を挙げた。