ディフェンディングチャンピオンの宮里優作(37=フリー)は2バーディー、ノーボギーの68で回り、2アンダーで首位と3打差の13位につけた。

 今季から欧州ツアーに参戦しており、これが国内初戦。マスターズからスペイン、モロッコと転戦して2日前に帰国したばかりとあって「ちょっと、まだ寝てますね。夢の中でゴルフをしたら、7アンダーくらい出ているつもりなんだけど」と、おどけた。

 同組は石川遼(26)と米ツアーで勝ったばかりの小平智(28)だった。「久しぶりに“石川遼応援隊”みたいな。これこれこれ、これでしょう」と笑い「(自分の応援は)バーディーが出ない分、全然声が出なかった。『OK、OK』くらい」。10年大会最終日に「58」をマークして優勝した石川への声援も大きかったが、昨年大会覇者で拠点を名古屋に置く“ホーム”の宮里優も負けていない。「明日はもう少しいいゴルフができるよう、ピッと締めていきたい」。今年も大会の主役に名乗りを上げる。