今季ツアー初戦の尾崎将司(71=セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ)が、腰痛のため9ホール終了後に棄権した。スタートからスコアを3つ落とし、通算17オーバーだった。

 2月に背中を肉離れした影響で調整が大幅に遅れていた。少しずつ体の状態は上向いているというが「まだ半信半疑。今の状態では準備不足。(18年は)まだ3ラウンドしかしていない。もう5月なのに、3ラウンドしかしてないプロなんて、いるわけないしな。本当に残念ながら、こういう風になってしまった」と悔しさをにじませる。

 3連覇を含む過去5勝と好相性の地。尾崎直道との同組兄弟競演でも注目を集めたが「収穫なしだよ。アイアンもパッティングも」と首を振った。最終ホールとなった9番で今週唯一のバーディーを奪い「次を見据えるバーディーになればいいけどな」。次戦は2週後の日本プロ選手権(千葉)を予定しており「とりあえず、前向きにはいきたいよな」と話して引き揚げた。