今季の米ツアーで初勝利を挙げている小平智(28)は、屈辱の136位で予選落ちした。

 134位から出て1バーディー、8ボギーの77。決勝トーナメント進出には、スコアを伸ばすことが求められたが、通算18オーバーで戦いは終わりを告げた。

 「自分のいいところを、1つも出せずに終わりました。ショットの精度、アプローチ、パターも磨かないと、こういう場では戦えない。(第1日に)あれだけ大たたきして、2日目にモチベーションを保つのが難しかった。これだけ難しいコースは経験したことがない。自分に足りないものを、思い知らされました」

 笑顔は一切ない。悔しそうに唇をかみながら、雪辱を誓った。

 「メンタル、技術、体力、全てが試されている。これからも、挑戦して、頑張りたいと思う。コンスタントに予選を通って、上位争いができるようにしたい」

 7月の全英オープンを、汚名返上の舞台にする。