6月の米女子ゴルフツアー、アーカンソー選手権で日本勢史上最年少初優勝し、メジャーの全米女子プロ選手権でも2位フィニッシュした畑岡奈紗(19=森ビル)が10日、一時帰国した。

 所属先から優勝をお祝いする花束を受け取り、笑顔をみせた畑岡は50人近く集まった報道陣を前に「多くの人が集まっていると到着する前から聞いていたのでドキドキしました」と緊張がほぐれたように笑顔をみせた。

 好成績連発で94万7743ドル(約1億425万1730円)を稼ぎ、179万7765ドル(約1億9775万4150円)まで積み上げる世界1位アリヤ・ジュタヌガーン(タイ)に続いて2位。また世界ランクも13位まで上昇している。賞金女王レースについては「1位のアリヤと差が広がっているので自分のペースで」と気にしていない様子だったが、20年東京五輪の代表選考基準となる世界ランキングは意識しているという。畑岡は「今は世界ランキングのことを考えています。ここまでくるとなかなか順位も上がらないですが、メジャーで成績を残せば上がれると思うので」とキッパリ。メジャーとなる8月2日開幕の全英リコー女子オープンを見据えた。年内の目標としても「(世界ランク)トップ10を目指したいです」と口にした。約1週間程度の休養を挟み、再び7月26日開幕のスコットランド女子オープン、全英リコー女子オープン出場のため渡欧する。 また今秋もアジアで開催される米ツアーに出場する意向で「日本ツアーは未定です。今年中に(米ツアーで)2勝目を挙げられるようにしたいです」と口調を強めていた。