小祝さくら(20=ニトリ)が5バーディー、ノーボギーでスコアを5つ伸ばし、通算9アンダー、135で首位に浮上した。

 3番パー5で3メートルのバーディーパットを沈めると、5番パー3でも3メートル、11番パー5では、5メートルを沈めるなどバーディーを重ねた。

 2日間ボギーなしでの首位浮上にも「明日もあるので、昨日、今日とアンダーで回っても、明日その感じで回れるか分からない。(優勝を)ねらえる位置なら、しっかり攻めのゴルフがしたい」と控えめに話した。優勝への課題はパットという小祝は、男子ツアーの見学や、女子の実力者のパッティングを参考にしようと注目したこともあったという。しかし「やっぱり自分の打ち方を極めるしかない」という結論に達した。

 第1日、第2日と首位をキープし、最終日に2位となった中京テレビ・ブリヂストン・レディースでも「最終日にパットが入らなかった。そこが課題」と話す。悔しい思いをした大会で「攻めるゴルフをするタイプなのに、守りに入ることが多い。そういうところをなくしていかないといけない」ということを学んだ。その経験を生かし、今度こそツアー初勝利をつかみたい。