47位から出た谷原秀人(39=国際スポーツ振興協会)は1バーディー、2ボギーの71で回り、通算4アンダーの276で58位だった。

 前日より弱いとはいえ、厄介な風が吹く中でのプレー。高低差のあるコースでホールによって受ける影響も変わるため、ジャッジはより難しくなった。6番のティーショットでは入らない番手で打ったはずのポットバンカーに捕まり、ボギーが先行。バーディーパットがカップを“なめる”惜しい場面も目立ち「あれが1個2個、最初に入ってれば、また違ったのかな」と悔しがった。「イライラしてもしょうがない」と持ち前の淡々としたプレーを貫き、後半16番パー5では唯一のバーディーを奪った。

 フランスから始まった7月の戦いは、アイルランド・オープン、スコットランド・オープンという英国での連戦を経て全英オープンへ。「(直前に風の中を回った)経験を生かせたら」と静かに意気込む。舞台となるカーヌスティ・リンクスは07年大会でプレー。「(全英開催コースの中でも)一番難しいんじゃないですか。(今週とは)またグリーンも違うし、コースも違う。作戦は向こうにいってから練りたい」と話し、11年ぶりのカーヌスティへ向かった。