畑岡奈紗(19=森ビル)のメジャー初勝利はお預けとなった。首位と7打差から逆転優勝を狙ったが、2バーディー、1ボギー、1ダブルボギーとスコアを落とし、6アンダー、16位でフィニッシュした。畑岡は、27日開幕の日本女子オープン選手権(千葉CC野田)に出場する。18年目のアンジェラ・スタンフォード(40=米国)が、逆転でメジャー初勝利を挙げた。

耐えに耐えていた畑岡が最終日に崩れた。5番パー3。ティーショットをグリーン手前の池に打ち込み、痛恨のダブルボギー。この時点で、首位とは9打差となり、逆転優勝の夢は遠のいた。最終18番では意地のバーディーを奪ったが、最後まで本来のゴルフは影を潜めた。

「今日はショットもぶれて、5番から流れがうまくいかなかった。今日良かったのは最後だけでした」と、悔しさを押し殺して淡々と振り返った。今年最後のメジャーで、大きな壁にはね返された。「すごく(コース)セッティングが難しく、それでもどんどん攻めていかないと。メジャーだと特にそう感じた」と、学んだことも多かった。

米ツアー参戦2年目でのメジャー勝利は、来年に持ち越された。この後は、日本女子オープン選手権という日本のメジャーの舞台で、3連覇を目指す。