米男子ゴルフツアーが19年に日本で初めて試合を開催する方向で調整を進めている。米ツアーは近年、新シーズンが開幕する10月のスケジュールにアジアシリーズを組み込んできた。来季も10月第2週からCIMBクラシック(マレーシア)、CJカップ(韓国)、HSBCチャンピオンズ(中国)の3連戦を予定。現在、日本ツアーは19-20年シーズンを見据えた米ツアー側からの依頼で、例年10月第3週開催のブリヂストン・オープン(千葉)の時期を後半戦で唯一空き週となっている2週前に動かせないか検討中。開催時期とコースについては、その10月第3週、東京GC(埼玉)が候補に挙がっている。

日本初開催となれば、フォーマットは他のアジアシリーズ同様にフルフィールド78人の予選カットなしで行われ、共催する日本ツアー側にも少数の出場枠が与えられる見込み。19日にダイヤモンド・カップ(埼玉)の会場で前日調整した日本ゴルフツアー選手会長の石川遼(27=CASIO)は「(副会長を務める)JGTOの一員として(現在)話し合っている」とした上で「夢のある話。日本ゴルフ界にとって、いい方向にいっていると思う。これから発表できることもある。(実現すれば)いいメンバーが集まってくれると期待しているし、すごくワクワクしている」と話した。