松山英樹(26=LEXUS)は3バーディー、5ボギーの72で回り、2オーバーで首位と7打差の25位発進となった。

スタートからいきなり連続ボギーをたたいたが、3、4番の連続バーディーですぐに取り返した。ティーショット左の池に入れた8番も1パットのナイスボギーとし、続く9番は4・5メートルを沈めるバウンスバックで折り返した。「(連続ボギースタートから)うまくアジャストできればという感じで、途中まではできた。14番以降はうまくいかなかったですね」。14番で1メートルのパーパットを外すと、15番は4メートルから3パットで連続ボギーとなった。

5年ぶりにプレーオフ最終戦に戻ってきて65をマークしたタイガー・ウッズ(米国)は「(2週前の)BMW選手権と全く違うグリーンの速さに驚いた」と振り返っていたが、トップ30によるエリートフィールドに5年連続で残っている松山は「フェアウエーから打ったら止まる。(グリーンが)硬いと言っても、いつも通り」と話す。

「アイアンショットに関してはだいぶピンの方に飛んでいるし、もう少しドライバーと全体的な流れでうまくプレーできれば、上位争いもまだまだいけると思う」。スコアは出遅れる形となった中で、挽回に必要な要素を見いだせた部分もある。