タイガー・ウッズ(42)が首位で最終日を迎えるのは最後の優勝となっている13年ブリヂストン招待以来だ。通算12アンダーで単独首位に立ち「この試合に勝ちたい。3打リードしている。でもたくさんの良い選手が追いかけて来るから、あしたの戦いはどうなるか」と落ち着いた口調で話した。

「序盤はものすごく興奮していた」と振り返ったウッズのバーディーラッシュに何度もコースには大歓声が響き渡った。1番で7メートルを沈め、3番で2・5メートル、4番で6メートル、5番で2メートルを確実に決めた。6番パー5はバンカーから1・8メートルにつけ、7番もティーショットを左バンカーに入れたものの、1・5メートルにつけて5連続バーディーとパッティングがさえわたった。

後半は勢いが止まったが「いい我慢だった。1つ、2つバーディーがとれるかと思ったが、他の選手も伸ばしていないのが分かった。このピン位置ではせいぜい65、66だろうと思った」と冷静にプレーできていた様子。第3日を終えて首位に立つのは58度目。「この位置の自分に、とても良い感触を持っている。このコースは簡単にボギーがでるし、バーディーを取るのが難しい。今週はとても安全にプレーしている。今週はショットがベストな状態だから、パットも良くなっているのだと思う」。確かな手応えを胸に、王手をかけた通算80勝目を狙いにいく。