鈴木愛(24=セールスフォース)は5バーディー、1ボギー、1トリプルボギーの71で回り、通算2アンダーの214で18位だった。

13番でトラブルに見舞われた。ティーショットが左サイドの木の根元についてしまい、やむを得ず左打ちを選択したが、ピッチングウエッジで2度空振りした。3度目で何とか当てるも、トリプルボギーとなった。右手首痛から復帰3試合目で「(満足に)練習もできてないないのに(まして)左打ちの練習なんてしてないです…」と苦笑した。

「いつもだったらカチンと来て、集中力もないまま(残るホールを)回ってしまうことがある」という状況でも崩れなかったのは、次週に控える日本女子オープン(千葉)という大舞台の存在が大きい。「来週の女子オープンに向けてと思って、切れずに粘り強く回れました」とうなずく。

3日間を振り返り「チョー、つまんなかったです」と冗談めかして口をとがらせたが、17、18番はしっかり連続バーディーで締めくくった。「しっくり来てなかったパターが、日に日に良くなってきた」。2連覇中の畑岡奈紗に加え、柳簫然(ユ・ソヨン)や田仁智(チョン・インジ)、金寅敬(キム・インキョン)といった韓国の強豪も参戦するメジャーでの優勝争いへとターゲットは切り替わっている。