今大会を最後に引退する姜秀衍(カン・スーヨン、42=韓国)が、笑顔でコースを去った。3バーディー、3ボギーの72で回り、通算1オーバーの34位。ホールアウト後には予選落ちしていた後輩のイ・ボミが、私服姿で出迎えた。

花束を受け取り、多くの日本人プロと記念撮影した姜秀衍は「韓国で3年、アメリカで10年、日本で8年、休む時間がなかった。昔から痛いところはたくさん。頭が疲れてしまいました。温かくみんなに送ってもらえる時期に、1席でも座れる席を(後輩に)譲りたかった」としみじみと語った。

イ・ボミも「お疲れさまという、お祝いの言葉を贈りたいです。これは終わりではなくて、また新しい、違う人生の始まり。もっと幸せな人生が訪れると思う」と涙をこらえながら話した。