首位と1打差2位で出た畑岡奈紗(19=森ビル)は、4ボギーの76とスコアを落とし、通算4アンダーの13位に後退した。首位と8打差に広がり「今日は昨日と代わって1つもいいところがなかったですね。風もあってなかなか距離感を合わせていくのは難しかったです」と表情を曇らせた。

バーディーなしの原因は第1日に次々と決まっていたパッティングの不調にある。4、6番で5~6メートルのパットが決まらず、7番ではピン下2メートル弱のチャンスもボールはカップ右を通り過ぎた。第1日に比べ、際どいピン位置になった影響もあるが「前後の距離感が合わなくて、なかなかいいラインでパッティングすることができなかったかなと思います」と唇をかんだ。

ポイントランキングでは4位の畑岡は優勝を逃した場合でも上位ランク選手の成績次第では、日本勢初の年間女王と100万ドル(約1億1000万円)のボーナス獲得は可能。「あきれました。自分のゴルフに」と振り返る畑岡は、ホールアウト後には悔しさいっぱいの表情で、足早に練習場へ移動。ショットの調整をした後、練習グリーンで他選手が引きあげた日没まで、1時間以上の居残り練習を消化していた。