男子ゴルフの今平周吾(26=フリー)が、自然体で賞金王へ歩みを進める。21日にカシオワールド・オープン(22日開幕、高知・Kochi黒潮CC)のプロアマ戦に出場。賞金ランク2位ショーン・ノリス(南アフリカ)とは約2970万円差で、今大会を勝てば文句なしの初戴冠。3人までの3位タイでも、決まる可能性はあるが「あまり意識していません。いつも通りにやるのが一番かなと思っています」と強調した。

前週、ともに最終日最終組でプレーした同学年の堀川未来夢は「ツアーで一番ハートが強い」と今平を評していた。そんな称賛も「(内面は)結構緊張してるんですけど、人よりも(感情が)表に出にくいのかな」と受け流し「(感情を)出さないようにしているわけじゃなく、もともと出ないですね」と静かに付け加えた。

現在世界ランク59位。年末時点で世界ランク50位以内に入れれば、来年4月のマスターズ切符を獲得できる。こちらに関しては「結構、意識しています。どちらかというと、そっちに集中して、そうすれば自然とそういうもの(賞金王)もついてくるのかな」と、少しだけ前のめりな感情をのぞかせた。