シニアチームが、6年ぶり3度目の優勝を果たした。第1ステージは4ポイントでトップに立ち、迎えた第2ステージ。1組目が2位、2組目は3位でフィニッシュした。

最後の3組目の最終9番で、男子チーム(2位)と女子チーム(3位)の順位が変われば、大会史上初のシニアと女子による同時優勝となる可能性もあった大接戦だったが、男女ともに9番はパーフィニッシュで終わったため、順位は変わらず、わずか0・5ポイント差でシニアが逃げ切った。

初出場だったシニアチームの久保勝美は「初めてのプレッシャーと、これだけのギャラリーの声援と、パートナーに迷惑をかけられないというプレッシャーと、いろんなプレッシャーに勝てて良かった。来年もまた出たいですね」と満足げに話した。

女子チームが2位、石川遼が7年ぶりに出場した男子チームは3位で、3連覇を逃した。MVPはシニアチームのプラヤド・マークセン(タイ)が輝いた。

◆日立3ツアーズ選手権 国内プロゴルフの男女、シニア各ツアーの賞金ランク上位選手による団体対抗戦。各チーム6人が2人1組の3組に分かれ、9ホール(パー37)を1ステージとして合計2ステージのダブルス戦を行う。合計3ポイントを各チームで争う第1ステージは、2人のうちホールごとにスコアが良い方を採用するフォアボール方式。合計6ポイントを争う第2ステージは、1つのボールを交互に打つフォアサム方式。