2位で出た石川遼(27=CASIO)が、6バーディー、1ボギーの67で回り、通算8アンダーで2位に入った。10、11番で連続バーディーを奪うなどスコアを伸ばしたが、初日から首位を守った大槻智春に1打及ばなかった。

プロ選手は、15日から2日間の合計スコアで優勝が決まり、10人が出場。16日は埼玉県内の中高生20人とラウンドした。石川は「プロとジュニアが一緒にプレーして真剣な空気もありながら、プロの背中をみるジュニアの輝いた目をみて刺激になった。来年も僕らから何パターンか提案してやっていきたい」と話した。

同ツアーは、大相撲の地方巡業をモデルに、ツアー開催を行っていない場所で大会を開くことで、ジュニアの育成、ファンの拡大、地域貢献につなげる目的で、石川の発案で今年から始まった。開幕戦に予定されていた7月の広島、岡山大会は、西日本の豪雨災害の影響で延期となったとはいえ、8月の新潟大会で初めて開催された。

2回目の開催に石川は「1つの夢がかなった。広島、岡山でできなかったけど来年の開幕までにはやりたい。常にジュニアの目標とされる選手になれるようにしていきたい」と意気込んだ。