シンガポールを舞台にした日本男子ツアーの19年開幕戦の第1日を、69の2アンダーで終えた石川遼(27=CASIO)は、複雑な表情を浮かべた。

インスタートの前半に3つスコアを伸ばしたが、後半に失速。石川は「よくこのスコアで来られたという感じ。内容的には良くなかった。前半はアプローチ、パターでしのいでいた。その後、ボギーが後半に出て、そこが明日への改善点。やっぱりショットかな、という感じですね。パットは悪くないが、最高という感じでもない」と振り返った。

後半の2番パー3でチップインバーディーを奪い、その時点で首位に浮上。しかし、その後の7ホールで1バーディー、3ボギーとスコアを落とし、順位も下げた。石川は「フラストレーションがたまるラウンドだったが、この悔しさを、この後に練習して明日のいいプレーにつなげていきたい。最後のパットも少しひっかけていた。自分としては、悔しい終わり方。これを良しとせずに、足元を見つめるためのいい終わり方だと考えたい」と自分に言い聞かせるように語った。