今夏の全英女子オープンを制して一躍時の人となった渋野日向子(20=RSK山陽放送)が、午前10時1分から第2ラウンド(R)に臨んだ。前日の第1Rは5アンダーで首位と3打差7位発進。この日は7バーディー、3ボギーでスコアを4つ伸ばし、通算9アンダー、首位と1打差2位でホールアウト。最終日に向け今季国内3勝目となる凱旋優勝を視野にいれた。

渋野『明日もしっかり(スコアを)伸ばさないと優勝はない。しっかり伸ばして優勝を目指したい

第2日 アウト3421ヤード=パー36、イン3284ヤード=パー36


ホール
パ ー36
渋 野34


ホール101112131415161718
パ ー36
渋 野34

※・はパー、◎はイーグル、○はバーディー、△はボギー、□はダブルボギー


1番383ヤード、パー4=パー

第1打は左ラフ、第2打はピン奥約3メートルのグリーンエッジにつけるバーディーチャンスも、パットがカップに蹴られてパー。スタート地点でギャラリーは600人を超え、コース全体を隙間なくギャラリーが囲んだ。

1番、ティーショットを放つ渋野(撮影・加藤諒)
1番、ティーショットを放つ渋野(撮影・加藤諒)
1番、ティーショットを放ち、歓声に応えてコースに出る渋野(撮影・加藤諒)
1番、ティーショットを放ち、歓声に応えてコースに出る渋野(撮影・加藤諒)

2番553ヤード、パー5=バーディー

第1打は左ラフ。第2打も左ラフへ。第3打をピン左奥3メートルにつけ、再びバーディーチャンス。これをしっかりねじこんで、この日最初のバーディーとし、6アンダーに。移動中は、同組の原英莉花と談笑。

2番、ティーショットを放つ渋野(撮影・加藤諒)
2番、ティーショットを放つ渋野(撮影・加藤諒)
2番、バーディーパットを沈める渋野(撮影・加藤諒)
2番、バーディーパットを沈める渋野(撮影・加藤諒)

3番183ヤード、パー3=ボギー

第1打はピン手前2メートルにつけ、バーディーチャンス。しかし、パットはカップ脇を通過して、バーディーならず。返しも入らず、ボギー。5アンダーとした。

3番のショットを待つ間、笠(左)に駄菓子を見せて笑う渋野(撮影・加藤諒)
3番のショットを待つ間、笠(左)に駄菓子を見せて笑う渋野(撮影・加藤諒)

4番412ヤード、パー4=パー

第1打は、打つ前からせきがひどくなったが、この日初めてフェアウエーに乗せた。コースを歩く時もせきが出ている。第2打はグリーン奥のラフへ。第3打は絶妙のアプローチでピン左の約1メートルに寄せ、パー。

4番、ティーショットを放ち、大観衆の中を歩く渋野(撮影・加藤諒)
4番、ティーショットを放ち、大観衆の中を歩く渋野(撮影・加藤諒)
4番、ラフからのアプローチショットをピンそばに寄せる渋野(撮影・加藤諒)
4番、ラフからのアプローチショットをピンそばに寄せる渋野(撮影・加藤諒)

5番379ヤード、パー4=バーディー

第1打はフェアウエーへ。第2打はピン左奥1・5メートルのバーディーチャンス。これをしっかり決めてバーディー。6アンダー。

5番、バーディーパットを決め、笑顔を見せる渋野(撮影・加藤諒)
5番、バーディーパットを決め、笑顔を見せる渋野(撮影・加藤諒)

6番415ヤード、パー4=ボギー

第1打はウェアウエー。第2打はグリーン左ラフにこぼれた。第3打はピンをかすめ、3メートル近いパーパットを残した。パットはカップに蹴られてボギー。再び5アンダーに後退した。

6番、浅間山を背景に第2打のショットを放つ渋野(撮影・加藤諒)
6番、浅間山を背景に第2打のショットを放つ渋野(撮影・加藤諒)

7番412ヤード、パー4=パー

第1打はフェアウエー真ん中。第2打は風に戻され、ピン手前10メートルに落ちる。ロングパットとなった第3打を1メートルに寄せてパー。

7番、浅間山に向かってティーショットを放つ渋野(撮影・加藤諒)
7番、浅間山に向かってティーショットを放つ渋野(撮影・加藤諒)
7番、パットを打つ渋野(撮影・加藤諒)
7番、パットを打つ渋野(撮影・加藤諒)
7番、グリーンでラインを読む渋野(撮影・加藤諒)
7番、グリーンでラインを読む渋野(撮影・加藤諒)

8番175ヤード、パー3=バーディー

第1打はピン右3メートルにつけ、バーディーチャンス。移動中は、原英莉花と談笑して笑顔も。笠りつ子のパットを待つ間、原に日傘をさしてもらい、笑顔。バーディーパットをねじこみ、大歓声を受けた。6アンダー。

9番509ヤード、パー5=バーディー

第1打、第2打ともフェアウエーをキープ。第3打はピン手前2メートルにつけ、バーディーチャンス。これを決めてバーディー。前半は4バーディー、2ボギーの7アンダー。ハーフを終えた段階で首位と1打差2位につけた。

子供とタッチして8番から9番に移動する渋野(撮影・加藤諒)
子供とタッチして8番から9番に移動する渋野(撮影・加藤諒)
9番、バーディーパットを沈める渋野(撮影・加藤諒)
9番、バーディーパットを沈める渋野(撮影・加藤諒)
9番、バーディーパットを沈めて笑顔を見せる渋野(撮影・加藤諒)
9番、バーディーパットを沈めて笑顔を見せる渋野(撮影・加藤諒)

10番394ヤード、パー4=バーディー

ハーフを終えて約15分の休憩をはさんで後半戦へ。第1打はフェアウエーをキープ、第2打はグリーン右のエッジへ。そこから約5メートルのバーディーパットを沈める。これで3連続バーディーで通算8アンダーに伸ばす。

10番、バーディーパットを沈めて笑顔を見せる渋野(撮影・加藤諒)
10番、バーディーパットを沈めて笑顔を見せる渋野(撮影・加藤諒)

11番392ヤード、パー4=パー

第1打はフェアウエーをキープ、第2打はグリーン右のエッジへ。第3打は約8メートルからカップに蹴られてチップインバーディーならずも好アプローチ。4連続バーディーを逃すもパーに

11番、アプローチショットを放つ渋野(撮影・加藤諒)
11番、アプローチショットを放つ渋野(撮影・加藤諒)
11番、アプローチショットがカップインしそうになるも入らず、肩を落とす渋野(撮影・加藤諒)
11番、アプローチショットがカップインしそうになるも入らず、肩を落とす渋野(撮影・加藤諒)

12番168ヤード、パー3=パー

第1打はグリーン右へ。約8メートルをきっちり寄せて確実にパーを取る。

13番547ヤード、パー5=パー

第1、2打ともにフェアウエーをキープ。第3打はグリーンを狙うが、ミスショットで届かない。だが第4打の長いアプローチはピンに当たり、大歓声が沸き起こる。パーを拾って粘りを見せる。

13番、ティーショットを放つ渋野と打球を見つめる観客(撮影・加藤諒)
13番、ティーショットを放つ渋野と打球を見つめる観客(撮影・加藤諒)

14番391ヤード、パー4=パー

フェアウエーから確実に2オンし、約5メートルのバーディーパットは外れるもののパーは拾う。4連続パーで結果的に我慢のゴルフが続く。

NEC軽井沢72トーナメント第2ラウンド 14番、原英莉花(左)とコースを回る渋野(撮影・加藤諒)
NEC軽井沢72トーナメント第2ラウンド 14番、原英莉花(左)とコースを回る渋野(撮影・加藤諒)

15番364ヤード、パー4=パー

右ラフからの第2打をグリーン左へ。約10メートルのバーディーパットが右に外れるが、きっちりパーとする。

15番、ティーショットを放つ渋野(撮影・加藤諒)
15番、ティーショットを放つ渋野(撮影・加藤諒)

16番480ヤード、パー5=ボギー

この日3つ目のボギーをたたき、7アンダーに後退してしまう。グリーン奥ラフからのアプローチをミスショット。4オン2パットとなる。

16番、アプローチショットを放つ渋野(撮影・加藤諒)
16番、アプローチショットを放つ渋野(撮影・加藤諒)

17番160ヤード、パー3=バーディー

1オンに成功し、約2メートルのバーディーパットを沈める。16番でボギーをたたいた直後にきっちり取り返した。この日6つ目のバーディーで再び8アンダーに戻す。

17番、バーディーパットを沈める渋野(撮影・加藤諒)
17番、バーディーパットを沈める渋野(撮影・加藤諒)
17番、バーディーパットを沈め、歓声に応える渋野(撮影・加藤諒)
17番、バーディーパットを沈め、歓声に応える渋野(撮影・加藤諒)

18番388ヤード、パー4=バーディー

フェアウエーからグリーン奥へ2オン。見事に約3メートルのバーディーパットで締めくくる。この日は7バーディー、3ボギーでスコアを4つ伸ばし、通算9アンダーでホールアウト。この時点で首位に並んだ。

18番、バーディーパットを沈めて歓声に応える渋野(撮影・加藤諒)
18番、バーディーパットを沈めて歓声に応える渋野(撮影・加藤諒)
18番、バーディーパットを沈めて通算9アンダーでホールアウトし、同組の原英莉花(左)と抱き合う渋野(撮影・加藤諒)
18番、バーディーパットを沈めて通算9アンダーでホールアウトし、同組の原英莉花(左)と抱き合う渋野(撮影・加藤諒)
会場を訪れた服部道子氏(左)と握手をする渋野日向子(撮影・加藤諒)
会場を訪れた服部道子氏(左)と握手をする渋野日向子(撮影・加藤諒)