首位と2打差の7位タイで出た全英女王の渋野日向子(21=RSK山陽放送)が逆転優勝を飾った。最終日に6バーディー、ノーボギーの通算19アンダーでフィニッシュ。同組の賞金ランク1位鈴木愛との見応えあるバーディー合戦も制し、初の賞金女王に望みをつないだ。

通算19アンダーで優勝し表彰式で笑顔の渋野日向子(撮影・清水貴仁)
通算19アンダーで優勝し表彰式で笑顔の渋野日向子(撮影・清水貴仁)

田中瑞希、藤田光里、脇元華ら/女子プロ最終日写真特集

最終日 アウト3275ヤード=パー36、イン3305ヤード=パー36


ホール
パ ー36
渋 野33


ホール101112131415161718
パ ー36
渋 野33

※・はパー、◎はイーグル、○はバーディー、△はボギー、□はダブルボギー

1番405ヤード、パー4=パー

1打目はドライバーでフェアウェーをキープ。先に打った同組岡山、鈴木の1打目を軽々超える。2打目はデッドに攻めて、ピンとエッジの狭い位置にバックスピンを効かせてピタリと止める。ピン左2.5メートルにつけ、いきなりのバーディーチャンス。下りのパットはカップ手前でわずかに右へそれバーディー逃すも返しをきっちり沈めてパー発進

1番 準備する渋野日向子(左)と鈴木愛(撮影・清水貴仁)
1番 準備する渋野日向子(左)と鈴木愛(撮影・清水貴仁)
第4日 1番 ティーショットを放つ渋野日向子(撮影・清水貴仁)
第4日 1番 ティーショットを放つ渋野日向子(撮影・清水貴仁)

2番410ヤード、パー4=パー

1打目はドライバーでフェアウェー。2打目はピン左奥7メートルに。3打目は下りスライスライン。パットはカップ手前でショートとなったが難なくパー。同組で賞金女王争いでトップに立つ鈴木は2打目をピン右前1メートルにつけ、バーディー。通算13アンダーで並んでいた渋野を突き放す通算14アンダー

3番200ヤード、パー3=バーディー

第1打は右奥カラー。下りフックを入れてバーディー。鈴木はパー、通算14アンダーで並ぶ

第4日 3番 カラーからバーディーパットを沈める渋野日向子(撮影・清水貴仁)
第4日 3番 カラーからバーディーパットを沈める渋野日向子(撮影・清水貴仁)

4番320ヤード、パー4=パー

第1打、フェアウエー。2打目はピン右1・8メートルに。下りフックのパットは、カップ右を抜けてパー。鈴木もパー

第4日 4番 ティーショット放つ渋野日向子(撮影・清水貴仁)
第4日 4番 ティーショット放つ渋野日向子(撮影・清水貴仁)

5番485ヤード、パー5=バーディー

左ドッグレッグのロングホール。1打目はドライバーでフェアウェーをキープ。2打目は右奥ピンに対し、手前12メートルに2オン。イーグルトライの3打目は、ピンに1.5メートルショートもバーディーは逃さず。鈴木も2オン2パットのバーディーで、ともに通算15アンダー。

5番 ロングホールで2オンに成功する渋野日向子(撮影・清水貴仁)
5番 ロングホールで2オンに成功する渋野日向子(撮影・清水貴仁)

6番410ヤード、パー4=パー

1打目はドライバーでフェアウェー。2打目はピン右5メートルにつけるもバーディーならずパー。鈴木もパー

6番 ティーショットを放ち笑顔で歩き出す渋野日向子(撮影・清水貴仁)
6番 ティーショットを放ち笑顔で歩き出す渋野日向子(撮影・清水貴仁)

7番400ヤード、パー4=バーディー

1打目はドライバーでフェアウェー。2打目はピンの右上6メートル。下りのラインを見事に流し込んでバーディー。鈴木もバーディーでともに通算16アンダー

8番150ヤード、パー3=パー

1打目を左8メートルに乗せる。パットはスライスラインでカップ左抜け、80センチオーバー。返しを入れてパー。鈴木もパー

9番495ヤード、パー5=パー

1打目はドライバーでで右ラフに。2打目で2オン狙うも届かず、右前のバンカーに。ピンまで40ヤードの3打目が、10メートル手前に。パットが50センチショートしてパー

鈴木はバーディーで通算17アンダー、単独トップでターン。渋野が1打差で追う

第4日 9番 ティーショット放つ渋野日向子(撮影・清水貴仁)
第4日 9番 ティーショット放つ渋野日向子(撮影・清水貴仁)
9番 バンカーショットを放つ渋野日向子(撮影・清水貴仁)
9番 バンカーショットを放つ渋野日向子(撮影・清水貴仁)

10番370ヤード、パー4=バーディー

渋野は得意のバックナインで、いきなりバーディーで通算17アンダー。パーの鈴木と並びトップに

11番535ヤード、パー5=バーディー

渋野は連続バーディーで通算18アンダー。鈴木はパーで渋野が単独首位浮上

12番155ヤード、パー3=パー

渋野はパー。鈴木がバーディー奪取で渋野と並び首位タイ

12番 ティーショット放つ渋野日向子(撮影・清水貴仁)
12番 ティーショット放つ渋野日向子(撮影・清水貴仁)
12番 バーディーを奪う鈴木愛(撮影・清水貴仁)
12番 バーディーを奪う鈴木愛(撮影・清水貴仁)

13番385ヤード、パー4=パー

13番 ティーショット放つ渋野日向子(撮影・清水貴仁)
13番 ティーショット放つ渋野日向子(撮影・清水貴仁)
13番 第2打を放つ渋野日向子(撮影・清水貴仁)
13番 第2打を放つ渋野日向子(撮影・清水貴仁)

14番395ヤード、パー4=パー

15番375ヤード、パー4=バーディー

渋野がパーディー奪って単独首位に。鈴木はパー

最終日 15番 ティーショットを放つ渋野日向子(撮影・清水貴仁)
最終日 15番 ティーショットを放つ渋野日向子(撮影・清水貴仁)

16番190ヤード、パー3=パー

3段グリーンの最奥段にカップがきられたショートホール。1打目はユーティリティーで中段右エッジに。2打目は12ヤードのアプローチ。カップに蹴られて奥1メートルから入れてパー。鈴木もパー

16番 アプローチショットを放つ渋野日向子(撮影・清水貴仁)
16番 アプローチショットを放つ渋野日向子(撮影・清水貴仁)

17番510ヤード、パー5=パー

1打目はドライバーでフェアウエーをキープ。2打目は2オン狙うも左前方の池を越えたラフに。3打目のアプローチは7メートルショート。4打目のバーディーパットは80センチオーバー。返しのパットを沈めてパー。1打差で渋野を追う鈴木は痛恨のボギーで2打差に

大王製紙エリエール・レディース 第4日 17番 ロングホールで果敢に2オンを狙う渋野日向子(撮影・清水貴仁)=2019年11月24日、エリエールGC松山
大王製紙エリエール・レディース 第4日 17番 ロングホールで果敢に2オンを狙う渋野日向子(撮影・清水貴仁)=2019年11月24日、エリエールGC松山

18番390ヤード、パー4=パー

1打目はドライバーで右ラフへ。急に強烈なフォローの風が吹く中、2打目はピン手前8メートルに。3打目のパットは、わずかに50センチショートも難なくパー。鈴木は意地のバーディーも渋野に1打及ばず

18番 第2打を放つ渋野日向子(撮影・清水貴仁)
18番 第2打を放つ渋野日向子(撮影・清水貴仁)
18番 打順を待つ渋野日向子(撮影・清水貴仁)
18番 打順を待つ渋野日向子(撮影・清水貴仁)
18番 バーディーパットを沈め通算18アンダーの2位で終える鈴木愛(左)、奥は渋野日向子(撮影・清水貴仁)
18番 バーディーパットを沈め通算18アンダーの2位で終える鈴木愛(左)、奥は渋野日向子(撮影・清水貴仁)
18番 ホールアウトし握手を交わす渋野日向子(左)と鈴木愛(撮影・清水貴仁)
18番 ホールアウトし握手を交わす渋野日向子(左)と鈴木愛(撮影・清水貴仁)

優勝インタビュー、スピーチ

通算19アンダーで優勝しばんざいで喜ぶ渋野日向子(撮影・清水貴仁)
通算19アンダーで優勝しばんざいで喜ぶ渋野日向子(撮影・清水貴仁)
通算19アンダーで優勝しヒーローインタビューにやって来る渋野日向子(撮影・清水貴仁)
通算19アンダーで優勝しヒーローインタビューにやって来る渋野日向子(撮影・清水貴仁)
表彰式でスピーチする渋野日向子(左)(撮影・清水貴仁)
表彰式でスピーチする渋野日向子(左)(撮影・清水貴仁)
通算19アンダーで優勝し賞金1800万円を獲得する渋野日向子(撮影・清水貴仁)
通算19アンダーで優勝し賞金1800万円を獲得する渋野日向子(撮影・清水貴仁)
表彰式で定由早織キャディー(左)とともに記念撮影を行う渋野日向子(撮影・清水貴仁)
表彰式で定由早織キャディー(左)とともに記念撮影を行う渋野日向子(撮影・清水貴仁)
逆転での優勝が決まり涙をみせる渋野日向子(撮影・清水貴仁)
逆転での優勝が決まり涙をみせる渋野日向子(撮影・清水貴仁)

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