逆転賞金女王を目指す、全英女王の渋野日向子(21=RSK山陽放送)は、1イーグル、1バーディー、1ボギーの70でまわり、2アンダーで首位と3打差の3位タイと好スタートをきった。現在、賞金女王の鈴木愛は、4バーディー、4ボギーの72でイーブンパーの10位タイ。

渋野は賞金ランク3位で獲得賞金約1億3791万円。1位鈴木との差は約1511万円、2位申ジエとは約12万円差。

渋野の自力賞金女王なしも/最終戦での大逆転条件


第1日 アウト3367ヤード=パー36、イン3168ヤード=パー36


ホール
パ ー36
渋 野37
鈴木愛35


ホール101112131415161718
パ ー36
渋 野33
鈴木愛37

※・はパー、◎はイーグル、○はバーディー、△はボギー、□はダブルボギー

練習で笑顔を見せる渋野日向子(撮影・横山健太)
練習で笑顔を見せる渋野日向子(撮影・横山健太)
1番、ティーショットを放つ鈴木愛(撮影・上田博志)
1番、ティーショットを放つ鈴木愛(撮影・上田博志)

雨と風もあり気温は13度。肌寒さを感じスコアが伸びにくいコンディション。今季最終戦が開始。渋野は鈴木、申ジエの最終組の1組前でスタート


1番362ヤード、パー4=パー

1打目はアゲンストの中、ドライバーで右ラフへ。2打目は左奥ピンに対し手前8メートル。同組でまわるミニョンの内側につける。3打目のパットは打ち切れず30センチショートも難なくパー

1番、ティーを放つ渋野日向子(撮影・横山健太)
1番、ティーを放つ渋野日向子(撮影・横山健太)
1番、パットする渋野日向子(撮影・横山健太)
1番、パットする渋野日向子(撮影・横山健太)

2番582ヤード、パー5=パー

雨脚は一時止まったが風はアゲンスト。1打目はドライバーでフェアウエー。2打目は左ラフに。3打目、グリーン手前にキャリーし、ピン前8メートルに3オン。バーディーパットを狙ってしっかり打ったが、左に80センチそれる。スライスラインでボールはカップを右からくるりと回ってイン(パー)。しぶ子スマイルはヒヤリ…苦笑い渋野の後ろの組でまわる鈴木愛は2番で本日1個目のバーディー

2番、バーディーパットを狙う渋野はボールの行方を追う(撮影・横山健太)
2番、バーディーパットを狙う渋野はボールの行方を追う(撮影・横山健太)

3番412ヤード、パー4=パー

1打目はドライバーで右ラフ。前方15ヤードに高さ5メートルの松が邪魔になる中、2打目は枝かすめて花道に。グリーン届かずショート。3打目は40ヤードのアプローチショット。見事ピン左前1.5メートルにつけナイスパー。鈴木愛はボギーをたたきイーブン

第1日 3番、肩を揉む渋野日向子(撮影・横山健太)
第1日 3番、肩を揉む渋野日向子(撮影・横山健太)
3番、ティーショットを放つ渋野日向子(撮影・横山健太)
3番、ティーショットを放つ渋野日向子(撮影・横山健太)

4番358ヤード、パー4=パー

1打目はドライバーでフェアウエーをキープ。2打目は左奥のピンを攻めきれず、手前12メートルにオン。3打目のパットは1.8メートルオーバー。返しのパットを入れてナイスパー。鈴木愛はバーディーを奪って再びアンダーパー

5番194ヤード、パー3=パー

ピンがグリーン右に切られたショート。1打目のアイアンは右のグリーンエッジへ。2打目、残り7ヤードのチップショットは1メートルオーバー。返しを沈めてナイスパー

5番、ティーショットを放つ渋野日向子(撮影・横山健太)
5番、ティーショットを放つ渋野日向子(撮影・横山健太)
第1日 6番へ向かう渋野日向子(撮影・横山健太)
第1日 6番へ向かう渋野日向子(撮影・横山健太)
第1日 6番へ向かう途中、笑顔を見せる渋野日向子(撮影・横山健太)
第1日 6番へ向かう途中、笑顔を見せる渋野日向子(撮影・横山健太)

6番387ヤード、パー4=パー

1打目のドライバーは右ラフ。左奥ピンを狙った2打目は、グリーンに止まらず左奥のエッジへ。3打目は残り7ヤードのアプローチ。フックラインをうまく読み切り、カップ手前10センチに寄せてナイスパー


7番397ヤード、パー4=パー

風はアゲンスト。1打目はドライバーで左ラフへ。右ピンを狙った2打目はグリーン右前ラフ。3打目、20ヤードアプローチを見事に寄せて右奥30センチに。“お先”のパー

7番、ティーを放つ渋野日向子(撮影・横山健太)
7番、ティーを放つ渋野日向子(撮影・横山健太)

8番185ヤード、パー3=パー

左からフォローの風の中、ショートホール。ピンはグリーン左奥。1打目のアイアンは左奥6メートル。2打目のバーディーパットはわずかにオーバー。難なくパー


もぐもぐタイム!キャディーさんの視線もくぎ付け?


8番、もぐもぐする渋野日向子(撮影・横山健太)
8番、もぐもぐする渋野日向子(撮影・横山健太)

9番490ヤード、パー5=ボギー

左ドッグレッグのロングホール。右からフォローの風。1打目はドライバーでフェアウエー。バンカー越えの左前のピンを狙った2打目。グリーンをキャリーで捉え、ピン奥10メートルに2オン。3打目のイーグルトライは1.5メートルのショート。バーディーパットも入らず。返しの80センチも外し、まさかの2オン4パットでボギー。前半アウトは、なかなかチャンスを作れず耐える展開で後半へ

9番、厳しい表情の渋野日向子(撮影・横山健太)
9番、厳しい表情の渋野日向子(撮影・横山健太)

10番341ヤード、パー4=パー

1打目はフェアウエーウッドでフェアウエーをキープ。2打目を左奥4メートルに。3打目

、初のバーディーチャンスも下りのスライスが惜しくもカップ横で止まりパー。鈴木愛はバーディー

11番485ヤード、パー5=イーグル

ドライバーでフェアウエー。2打目はフォローの風に乗りピン右80センチのスーパーショットで2オン。一気にイーグルで1アンダー鈴木愛も負けじとバーディー

11番、ティーを放つ渋野日向子(撮影・横山健太)
11番、ティーを放つ渋野日向子(撮影・横山健太)
11番、イーグルを決めた渋野日向子(撮影・横山健太)
11番、イーグルを決めた渋野日向子(撮影・横山健太)

もぐもぐタイム!宮崎名物なんじゃこら大福でしょうか?


11番、もぐもぐする/渋野日向子(撮影・横山健太)
11番、もぐもぐする/渋野日向子(撮影・横山健太)

12番140ヤード、パー3=パー

アゲンストの風の中、ショートホール。1打目をピン手前10メートルにつけ2パットでパー

13番495ヤード、パー5=パー

風はアゲンストの中、ドライバーでフェアウエー。2打目は右ラフへ。3打目は左奥のピンへ攻めきれず手前12メートルに。4打目のパットは70センチオーバー。返しを入れてパー

13番、パットを放つ渋野日向子(撮影・横山健太)
13番、パットを放つ渋野日向子(撮影・横山健太)

14番383ヤード、パー4=パー

ドライバーでフェアウエー。ピン右奥狙いの2打目は左前5メートルに。3打目バーディーならずパー

14番、悔しがる渋野(撮影・横山健太)
14番、悔しがる渋野(撮影・横山健太)

15番413ヤード、パー4=パー

1打目はドライバーでフェアウエー。2打目はグリーンの手前にピンをきってあり、グリーン左前にショート。3打目は残り10ヤードのアプローチを50センチに寄せてパーセーブ。鈴木愛はボギー

16番171ヤード、パー3=バーディー

渋野がバーディー!鈴木愛は痛恨の連続ボギー

17番317ヤード、パー4=パー

1打目はフェアウエーウッドでフェアウエー右端へ。2打目は残り70ヤードでピン左5メートルにオン。3打目バーディー逃すも残りは下りのラインを触るだけの“お先”パー

17番、渋野日向子と順位表(撮影・横山健太)
17番、渋野日向子と順位表(撮影・横山健太)

18番423ヤード、パー4=パー

風はアゲンスト。1打目はドライバーでフェアウエーをキープ。2打目はグリーン右に切ってあるピンに対し右からの風。ユーティリティーを選択しグリーンセンター狙い。ピン右10メートルにオン。2パットでパー。我慢しながら好スタート

18番、ホールアウトする渋野日向子(撮影・横山健太)
18番、ホールアウトする渋野日向子(撮影・横山健太)

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