畑岡奈紗(22)が2日続けてのホールインワンを達成した。後半6番(パー3、180ヤード)で5番アイアンで放った第1打が、ピン手前に落ちるとワンバウンドしてカップインした。

前日の第1ラウンドでは11番(パー3、135ヤード)でも決めており、LPGAによると、同ツアー史上、同じ大会で複数のホールインワンを達成したのは史上5人目だという。日本人選手では、2016年のカナディアン・パシフィック女子オープンで上原彩子が3日目と最終日に記録している。

この2つの偉業による賞金各2万ドル(約220万円)は、米セントジュード小児病院に寄付される。畑岡は「とても簡単にできることではないので、誇らしい気分です。打った瞬間、とても気持ちがいいものだった。狙い通りの飛んだけど、まさかホールインワンするとは思わなかっただけにびっくりした。セント・ジュード病院を助けることができて本当に幸せです」とコメントした。

ホールインワンで勢いづく畑岡は、1ホールインワン、5バーディー、1ボギーの65で6つ伸ばし、ミンジ・リー(オーストラリア)と並び通算12アンダーで首位に立った。

LPGAツアー4勝の畑岡は、2018年のアーカンソー選手権で同ツアー初勝利を挙げており、今回も相性の良さを発揮している。

<ホールインワン・アラカルト>

◆1ラウンド2度

今年5月の日本女子ツアー、リゾートトラスト・レディース第2日で山路晶は3番パー3(150ヤード)、7番パー3(175ヤード)で国内男女ツアー史上初の1ラウンド2度のホールインワンを達成。もっとも5番でOBを打つなど通算4オーバーの75位で予選落ちした。

米男子ツアーの06年8月リノタホオープン第2日に、宮里優作が7番パー3(220ヤード)、12番パー3(186ヤード)で達成。同ツアーでは51年ぶりの快挙。

◆同一年同一大会同一ホール 10年の日本男子ツアー、VanaH杯KBCオーガスタ第3日8番パー3(165ヤード)で、上井邦浩が、第1日に続いて達成。史上初の快挙としてギネス認定された。