男子ゴルフ界のスーパールーキー、石川遼が17歳の史上最年少で国内ツアー獲得賞金1億円の大台を狙っている。

 石川は今季のツアー3試合を残し、現在約7970万円で賞金ランク8位。20日から始まるダンロップ・フェニックスで優勝すれば、4000万円を手にし、一気に大台を突破する。2位でも、最終戦の日本シリーズは予選落ちがないため、1億円突破の快挙達成がほぼ確実という状況となっている。

 19日は試合会場の宮崎県フェニックスCCでプロアマ戦に参加した。「春先はスイングのことだけを考えていたが、今は結果を目指すようになった」と余裕たっぷりで「チャンスがあれば優勝を狙う」。すっかりトッププロとしての自信が漂い、顔つきも変わってきた。

 プロ1年目の今季はほぼ一身に注目を浴びるというプレッシャーの中、前半戦で連続予選落ちなど苦しい試合が続いた。だが、10月に難コースの日本オープン選手権で2位に入り、2週後のマイナビABCチャンピオンシップではプロとして史上最年少優勝。もはや人気だけの存在ではなくなった。

 続々と有望な若手が現れ、かつてない活況を呈している女子ツアーに比べ、人気面で苦戦する男子ツアー。「救世主」として実力も兼ね備えた高校生プロが、1億円突破で華やかなルーキーイヤーに花を添えることができるか―。(共同)